なんのために人は「会話」をするのか
よすが結婚相談所、所長の立川です。
今日は「男女間の会話」の話です。
私たちの会話って、大きく2つあると思うんです。
一つが「結論」を出すための会話、もう一つが会話そのものの「プロセス」を楽しむための会話。
これは割と有名な話で、男性の会話は前者、女性の会話は後者なんて言ったりしますね。
それで、この件で私が常々考えていたことがあります。それは「プロセスを楽しむ会話って一体なんの意味があるんだろう?」ということです。これ結構、男性には共感していただけると思うのですが、女性同士がしてるあの意味の無い(ように我々男性には見える)会話に男性が付き合う必要ってあるのか?と。男性のみなさんなら一度は思ったことありません?ありますよね?
これまで女性同士がそうやって会話を繰り広げている理由については「女性同士の連帯を深めるため」「子育てしやすくするため」などなど文化人類学的、進化生物学的な説明はされていますが、ここで考えたいのは男女間における「プロセスを楽しむための会話」です。これに男性が参加することには一体どんな意味があるのでしょうか。(自分で書いててちょっと可笑しいのは、会話することそのものが目的の意味のない会話、に対して今一生懸命意味を考えていることなんですが、それは一旦棚にあげておきます)
それで「会話のプロセスを楽しむことを目的とする意味のない会話」の意味を私なりに考えた結果を発表すると、つまり「心のマッサージ」ということなんですね。
説明します。
体が疲れた時、マッサージしてもらうと気持ちが良いじゃないですか。同じように、心が疲れた時、特に結論を出さない会話って気持ちが良くなりませんか?
「今日も1日疲れた〜」→「お疲れ様、今日も頑張ったね」とか「最近マツコ・デラックスどんどん大きくなってない?」→「確かにー!」とか「関ジャニ∞の村上くんトークの腕上がったよね」→「分かるわー」とか。別に何にも意味無いじゃないですか。でもなんとなく癒されますよね。
この「心のマッサージ(プロセスを楽しむ会話)」を身体のマッサージとの対応関係で捉えると分かりやすいですね。
仕事・スポーツ & 結論を出すための会話
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身体のマッサージ & 心のマッサージ(=プロセスを楽しむ会話)
仕事中とかスポーツの試合中では基本、結論を出すための会話が求められます。
一方で身体や心を休めるのに必要なのが身体のマッサージだったり、心のマッサージだったりします。
この視点はある一面のみを捉えただけかもしれませんが、でもこんな風に捉えると、一見意味が無いようにも見える「プロセスを楽しむ会話」にも深い意味があるように感じませんか?
意味の無い会話だって、結構大切だと思うんですよね。