トランプ大統領誕生と日本の婚活の意外な共通点

こんにちは!

よすが結婚相談所、所長の立川です。

アメリカではドナルド・トランプが選挙に勝ち、次期大統領になることが決まりました。

メディアはひたすら「ヒラリー優勢」と伝えていて、トランプ氏の勝利は大方の予想を覆すものでした。

トランプ大統領誕生についてはいくつかの分析がされていますが、その中の一つに

「ポリティカル・コレクトネスに対する世間のうんざり感」

があると言われています。

ポリティカル・コレクトネスとは社会にある偏見や差別の拡大を防ぐために政治的・社会的に公平で中立的な表現のことです。今は更にそこから派生して、そのような表現・思想を推し進める活動全体のことを指す場合もあるようです。

分かりにくいので例を挙げると。。

片一方の性別を連想させるものから両性に使える言葉の言い換え

「ビジネスマン→ビジネスパーソン」「保母→保育士」「看護婦→看護師」

人種差別を暗に助長する表現の言い換え

「肌色→だいだい色」(肌の色が「肌色」なのは黄色人種だけ)

男女の序列を暗に肯定する表現の言い換え

「主人→夫」

こういう「政治的・社会的に正しくあろう」という視点に立っているのがヒラリーを支持するようなインテリ層で、逆にこうした視点に否定的なのがトランプ支持層だとされています。

そして今回、こういうポリティカル・コレクトネス的態度(同性愛の受容、人種的・宗教的多様性の肯定、女性活躍の推進など)が強要されるような空気に対する国民の「うんざり感」がトランプへの投票に傾いた要因の一つとされています。

実はみんな表向きはそうは言っても、心の底では逆のことを考えていた、と。

でも、実はこれって今の日本の結婚観にも当てはまる部分があるんです。

結婚観についての世論調査やアンケートでは

「結婚後も共働きがいい」

「子育て・家事は平等に負担するべき」

「夫の収入が妻より低くても良い」

などなど、独身層のいわゆる「ポリティカル・コレクトネス的態度」が数字として表れます。

しかし実際に僕が感じる婚活の現場の肌感覚はこれとはやや異なり、どちらかというと「男性が外で稼ぎ、女性が家にいる(そして週に2~3日パートに出る)」的な家庭を志向している人の方が、あくまでも傾向としてですが多いように感じるのです。

しかも興味深いのは、面と向かって「あなたは結婚後も共働きを希望されますか?」と質問されると「はい、希望します」と答える方が、実際の意思決定の場においてはそれとは真逆の答えを出す場合がまま、あるのです。

これってなんだか、前述したアメリカ大統領選の結果と似てませんか?

世論調査などで質問された時の回答と実際の意思決定の結果が異なり、しかもそれが「ポリティカル・コレクトネス的態度」か、そうでないか、で綺麗な対応関係にあるのです。

当然ですが「正しい結婚観」なんてものはこの世に存在しません。

大切なのは、世の中の雰囲気や圧力に惑わされることなく自分の考えを明確にするという「軸」と、そうして考え抜いて出した答えでも土壇場で変わる可能性を保持しておく「柔軟性」だと思うのですが、いかがでしょうか。。