既婚女性と未婚女性、幸せなのはどっち?

今日は「既婚者と未婚者、幸せなのはどっち?」というテーマでお送りしたいと思います。
動画でご覧になりたい方はこちら。
https://youtu.be/gw7mH_uosvc

まず初めに申し上げておきますが、どっちが正解とかそういう話をしたい訳ではなく、あくまで全体の傾向という話です。ただ、それを知ることで人生をより良く生きるためのヒントになればよいなと思っています。

それでは参りましょう。

結婚と幸福の関係についての比較的新しい研究として、2019年の行動経済学のサーベイ「結婚と幸福」を紹介します。
この結論は2つです。

1.結婚している人はしていない人より幸福である
2.結婚と幸福の因果関係については,両方向の関係が確認されている

それぞれ解説します。

「結婚している人はしていない人より幸福である」については分かりやすい文章があるので引用します。

結婚している人の方が未婚や離別・死別の人より幸福で あることは多くの実証分析によって確認されている.Stack and Eshleman (1998) は世界価値調査 (World Value Survey) のデータを用いて,アメリカ,カナダ,オーストラリア, 日本と西ヨーロッパ 13 カ国において,結婚している人の方が幸福度が高いかどうかを,回帰分析によって調べた.その結果,北アイルランドを除く 16 カ国において,結婚している人は未婚の人より有意に幸福度が高いことを確認している.また,結婚している人は健康で,平均余命が長く (Gardnaer and Oswald 2004),自殺率が低い (Mastekaasa 1995).Blanchflower and Oswald (2004a) はアメリカとイギリスにおいてこれを確認し,結婚を継続することは年 $100,000 の価値があると評価している.日本においても筒井・大竹・池田 (2009) が結婚している人の方が幸福であるという結果を確認している.

調査対象の17か国中16か国で結婚している人の方が幸せという結果が出ているということです。
また、結婚している人の方が自殺率が低いというのも見逃せない点だと思います。

続いて「結婚と幸福の因果関係については,両方向の関係が確認されている」ですが、これがどういうことかと言うと、結婚すると人は幸せになるのか、幸せな人が結婚するのか、どっち?ということで、その答えは「両方」だそうです。幸せな人が結婚し、結婚すると幸せになる、ということのようです。

ここまで見てくると、次の疑問が湧きませんか?「幸せな結婚になるかは結婚相手によるのでは?」ということです。もちろんその疑問もカバーしていきます。

2014年のGrover and Helliwellの研究によれば、結婚している場合、結婚せず同棲している場合、どちらの場合でも「配偶者やパートナーが最も親しい友人である」と答えた人が、そうでない人に比べて2倍近い幸福度を結婚により得られることがわかっています。
もし、親友のような存在の相手がいるなら、その方と結婚する方が幸せになれる確率が高いということですね。
また、夫婦喧嘩の頻度については学歴や身長の差が小さい夫婦の方が喧嘩が少ないことが分かっているそうです。これも興味深い結果ですね。

以上、いかがでしたでしょうか。
結婚するかしないかはもちろん個人の自由だと思います。
今日の結論「もし結婚するのであれば、可能であれば親友のような存在の人と結婚する。また、学歴や身長が近い人と結婚すると幸せになれる確率が高い」

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