「◯◯ちゃんは絶対に良い人見つかるって!」→「え?お前それ本気で言ってる?責任とれんの?」という話

「◯◯ちゃんは絶対に良い人見つかるって!」→「え?お前それ本気で言ってる?責任とれんの?」という話
ここ数年の(といっても結構昔からで00年代初頭頃から?)「転職はかっこいい」とか「起業家はイケてる」みたいな風潮には、個人的にすごく違和感があります。

 

「転職かっこいい」も「起業家イケてる」も、そういった論を展開する人にはなにがしかのメリットがあるからそうしているのに、あるいくつかの特定のコミュニティではそういった論が支配的になっているように感じるからです。
もちろんそうでなくフラットに発言する人もいますが、基本的にはそういう前提に立ってとらえる方が賢明だと思います。

 

例えば「転職かっこいい」なら、過去に自身が転職を経験していて自己肯定をしたい人や、転職者を増やしたい転職エージェントには、そう主張するメリットがあります。
「起業家はイケてる」なら、自身が起業していてやっぱり自己肯定をしたい人や、投資先候補を増やしたい投資家には、そう主張するメリットがあります。

 

結婚を取り巻く今の環境にも、同様のことが言えます。

 

「結婚するべき」
「独身は素晴らしい、結婚なんてするもんじゃない」
「結婚するもしないも個人の自由だ」
「そもそも結婚という制度がもはや時代遅れだ」

 

挙げればキリがありませんが、いろいろな人がいろいろなことを言いますよね。

 

これらもそれぞれ濃淡はあれども基本的にはポジショントークです。
僕らは人間ですから、そうそう簡単に自分の社会的な立ち位置からは離れられないです。
でも周りの人が何を言おうと、自分の人生の責任はとれるのは自分だけです。

 

「◯◯ちゃんは絶対に良い人見つかるって!」
とか
「すぐに婚活始めた方がいいと思うよ」
とか
「結婚は焦っちゃダメだよ」
とかとか・・・
全部最もらしいですし、100%間違ったことを言ってる訳でもありません。
唯一、確からしいのは
「それっぽいアドバイスをくれるその相手は、自分の人生に責任をとってはくれない」
ということだけです。

 

別に言う側が言っちゃいけないという話ではなくて、僕自身も酔ってる時なんかには「◯◯(友達の名前)にはすぐ良い人見つかるよ〜」などとしょっちゅう適当な事を言っています。
別に逃げてる訳ではなく、受け取る側の心持ちの問題が大事ということを言いたいのです。

 

もちろん、有益なアドバイスは多くありますし、それを参考にするのはとても良いことだと思います。
が、最後の最後では、やっぱり自分で決めるしかないのだろうなぁと、感じるのです。