仕事上の気付きからライフワークが始まった話
こんにちは。よすが結婚相談所、所長の立川です。
みなさんにはどんな「ライフワーク」がありますか？
例えば人の悩み相談を受けるとか、ブログを書くとか、ご近所を掃除するとか、子供にスポーツを教えるとかいろいろあると思います。ちょっとしたこととか自分がそれがそうだと気づいていないことなんかを含めると、案外ライフワークっていろいろあったりします。
かくいう私も本業(=よすが結婚相談所)とは別にいくつかのライフワークを持っているのですが、そのうちの一つが今年で３年目になる、大学での若手社会人向けキャリア講座の企画運営です。講座の名前はちょっと長いですが「東京工業大学 CUMOT スタートアップデザインコース」と言います。
私はここでコーディネーターという立場で講座の立ち上げ期から企画運営をしています。
http://www.academy.titech.ac.jp/cumot/sud/index.html
このコースは若手社会人(+現役学生)を対象とし、仕事と家庭の両面からキャリアを学んでいくというコンセプトで、毎週一線級の講師の方々をお招きして少人数でお話を伺いディスカッションを繰り返していきます。毎年講師陣が豪華なことに定評があるのですが、3期では「婚活」という言葉の生みの親である白河桃子氏にもご登壇いただきます。すごいです。
私は元々この東京工業大学の「技術経営専攻」というところの大学院生でした。もう10年近く前の話です。そこではビジネスについて学んでいたのですが、課題が大変厳しく、当時の私は毎週の課題とプレゼンの準備をただこなすことに必死でした。
（当時の様子についてのインタビュー記事が大学ウェブサイトに残っているので、もしご興味のある方はこちらをご参照ください）
https://educ.titech.ac.jp/isc/future/graduate_stories/049128.html
時は経ち、私がよすが結婚相談所を立ち上げ今のお仕事を始めてしばらくしたころに、ふと気が付いたことがありました。
日々いろいろな状況のお客様のお話を伺う中で、結婚に向けた活動や結婚生活についての話をしているはずが、かなり多くの時間をお客様の「仕事」の話に費やしていたんです。多いお客様では8割以上が仕事の話でした。至極当たり前の話なんですが、結婚を考える上で仕事の話って切っても切り離せないんですよね。しかも少し前までの状況とは異なり、結婚後に男性が家事育児をするのが当たり前という価値観が広まってきたこともあり、男性もそれまでの女性と同じように「結婚とキャリア」を同じ土俵で見るようになっています。
それに気づいて以降、弊社での婚活に際しては「結婚とキャリア」という観点からも、お客様にアドバイスをさせていただくようになりました。そしてアドバイスを繰り返していくうちにふと「そのようなことを学んだり考えたりする機会ってこれまであっただろうか？」と思ったんですよね。どういうことかと言うと、自分が大学院生だったころに学んだビジネスキャリアの話って「事業を拡大するための市場分析」とか「チームのマネジメント方法」とか「起業のための心構え」なんかで、そこには結婚とか子育てとか家庭生活がどうこうみたいな話は当然のように一切出てきません。一方で結婚とか婚活の話って「婚活必勝法」みたいなちょっと俗っぽい話だったり「あなたをハッピーにする”引き寄せの法則”」みたいに唐突にスピリチュアルな話だったりして、この２つには日本海溝のごとく深い深い溝があります。
それでも結婚とか人生を考えていく上では、これらをキッチンの同じテーブルの上に乗せてうんうんと頭を捻り手を動かしながら、自分に合った料理を作っていかなくてはなりません。
「その料理(=ビジネスキャリアとライフキャリアの融合)について学び、考える機会をつくることはできないだろうか？」
これが、私が「東京工業大学 CUMOT スタートアップデザインコース」を立ち上げることになった最初のきっかけです。その後多くの方々のご縁・ご協力・バックアップをいただいてコースがスタートし、今年で３年目を迎えることができました。
私自身が仕事をする中で得た気付きや問題意識を反映しているので、間違いなく人生の役に立つ講義であると自信を持って続けています。
現在ちょうど11月から始まる3期の願書を受付中です。結婚とは直接関係無いかもしれませんが、もしご興味のある方はWebページだけでもご覧いただけると嬉しいです。
http://www.academy.titech.ac.jp/cumot/sud/index.html
最後に小声で大切なことを言います。
よすがの所長という立場から言わせてもらうと、独身のみなさんがこだわる「自然な出会い」ってこういう場にあるんですよ！！！
