東京医科大学と東京工業大学の男女比を比べてみた
よすが結婚相談所、所長の立川です。
東京医科大学が女子受験生を一律減点していた問題が世間を騒がせています。
このニュースをメディアで何度も見聞きするうちにだんだん思い出してきたのですが、大昔に私が大学浪人をしていた頃、予備校の先生が「東京医大は特に多浪生や女子は不利だから、受ける人は覚悟しておくように」とか言っていたなと。当時は「そうなんだ、ふーん」くらいに思ってスルーしていたのですが、確かに今思えば大問題ですよね。
そんな男女比で世間を騒がせている東京医大ですが、学生の男女比というテーマで言えば私の母校の東京工業大学も度々ネタにされる大学だと思います。
試しにさっき「東京工業大学 男女比」でGoogle検索してみたところ、上の方に「東工大女子の実態」というタイトルのネイバーまとめが出てきました。それを読んでみると冒頭で「東工大女子なんていない」と書かれており、論文でもプレゼンでも「まず結論を述べよ」と調教される東工大生らしい構成となっています。
とそんな冗談はさておき、真面目に気になったので東京医科大学と東京工業大学の男女比を調べてみました。
【東京医科大学の男女比】
東京医科大学のウェブサイトに冒頭の資料がありました。
これによれば医学部医学科の男女比は大体「男:女=8:2」くらいの割合であることがわかります。
【東京工業大学の男女比】
一方で東京工業大学の男女比です。
こちら同じく大学ウェブサイトの資料ですが、これによれば女子学生の比率は13%で、ざっくり整数で表現しようとすると、男女比が「男:女=9:1」となってしまいます。
体感的には知ってましたけど、改めて見てみると東工大ひどいですね。
【両大学の男女ごとの合格率】
東京医科大学の表を眺めていたら気になってきたので調べてみました。
東京医科大学の一般入試の合格率を表の値から計算すると、男子の合格率が3.4%であるのに対し、女子の合格率がわずか0.9%です。男女の違いもさることながら、男女ともにそもそもとんでもない倍率なんですね。医学部ってすごい。
東京工業大学の学部入試の方はどうなっているのでしょう。
この表によれば男子の合格率が24.8%なのに対し、女子の合格率は14.0%となっています。東京医大ほどではありませんが、東工大も男女で合格率に違いがあることがわかります。
【まとめ】
職業柄「様々なコミュニティの男女比」には強い関心があるのでつい気になって調べてしまいましたが、なかなか興味深い結果が出ました。
学生の男女比を比べると東京医大の方がはるかに女子比率が高いにも関わらず、男女別の合格率は東工大の方がはるかに差が少なく、東京医大の合格率は男女でなんと3倍以上の開きがあります。違う学部で比べていますし、かたや私立かたや国立ですので単純に比較はできませんが、なんとなく「あー、点数操作してるからこんなに違うんだ・・」ということが感じられる結果になっているように思います。
【婚活に関係の無い個人的な宣伝】
そんな男女比がひどい東京工業大学ですが、私が担当している現役学生と若手社会人が共に学ぶキャリア講座「スタートアップデザインコース」は、直近の期の男女比がなんと4:5で女性の方が多いという、東工大という歪んだ時空に生まれた特異点の様相を呈しています。
こちら内容がまだ昨年度版ですが、もうそろそろ今年度版の案内に書き換わると思います。本コースに少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひ下記ページから事前登録をしてみてください。登録を行うと募集開始時に大学から案内が送付されます。
http://www.academy.titech.ac.jp/cumot/sud/index.html