婚活のアウトソース方法について考える
こんにちは。
よすが結婚相談所所長の立川です。
今日は男性向けのお話です。
男性の皆さんが婚活を考え始めた時に、ペアーズのような婚活アプリや婚活パーティなど多くの選択肢の中からどれを選べば良いかという壁にあたると思います。僕もよくプライベートで「ペアーズっていいですか?」なんて聞かれたりしますし。
今日はそのことについて「婚活サービスの利用はアウトソースである」という一つの軸から考えていきたいと思います。
そもそも論として、婚活サービスを使うべきか否か
心理的抵抗感といった話は一旦脇に置いておくとして、婚活サービスを使うということは、より正確に表現すると「本来自分でやるべき結婚相手探しの活動の一部をアウトソースする」ということになります。
全ての商品・サービスの購入は突き詰めるとアウトソースしているということになるのですが、伝統的にアウトソースの需要が高いものは「人生でそう何度も使うことのない知識を買う」というサービスです。
例えば大学受験の場合、多くの人は人生で1度しかそれを経験しないので、あえて自分で勉強して「大学受験に超詳しい人」になる必要はありません。だからこそ受験生は予備校に通ったり参考書を買ったりして、プロの知識を買って(「大学受験に超詳しい人」になる手間をアウトソースして)います。他にも「家を建てる」なんかもそうで、どうせ人生で一度くらいしか家を建てないのだから自分で学ぶのは手間、だから全てプロに任せてしまおう、となります。
で、婚活サービスは?ということになるのですが、婚活は人生でそう何度もすることはありませんので、婚活に必要な知識というのは婚活が終わってしまえば不要な知識なんですね。ですからよほどのことが無い限り何らかの婚活サービスを利用する(=アウトソースする)というのは、多くの人にとって合理的な選択肢になってくると思います。
ではどんな婚活サービスを利用すればよいのか
婚活サービスの利用がアウトソースであるということは、次に「どこまでを自分でやり、どこから先をアウトソースすべきなのか」を考える必要があります。この問題を解くための補助線として、UCバークレー校のヘンリー・チェスブロウ先生が提唱したオープンイノベーションという有名な経営理論を引用したいと思います。チェスブロウ先生によれば、外部の知識(この場合は「婚活サービス」)は、自身の強みや持っている資源を分析した上で、適切に活用しなければなりません。
これを婚活で考えるとどうなるかということですが、どの婚活サービスであっても、イケメンであれば人気が出ますし、身長が高ければ人気が出ますし、収入が高ければ人気が出ますし、女性とのコミュニケーション能力が高ければ人気がでますし・・。という風に、強みに着目しても手がかりにはなりません。着目すべきはあなたが「持っている資源」であり、要するにそれは「時間」と「お金」なんですよね。
つまり「どこから先をアウトソースすべきなのか」を考えるにあたっては、少なくとも婚活の場合は手持ちの「時間」「お金」と相談することが一番シンプルなプロセスになります。
この補助線を手がかりに更に話をシンプルにしていくと、アプリやパーティのようなライトな婚活サービスを活用すべきか、よすが結婚相談所のようなフルサポートの婚活サービスを活用すべきかを判断するために自分に投げかける質問はこうです。
残業を増やしてでも収入を増やしたいか?
それとも
収入が減ってでも残業を減らしたいか?
前者の質問に対して「Yes」ならば、その人にとっての価値は「時間<お金」となりますので、時間がかかっても安く済むライトな婚活サービスを使った方が良いかもしれません。
逆に後者の質問に対して「Yes」ならば、その人にとっての価値は「時間>お金」となりますので、お金がかかっても時間をかけずに済むフルサポートの婚活サービスを使うべきです。
まとめ
という訳で今日は「婚活サービスの利用はアウトソースである」という軸からいろいろと考えてみました。ちなみにこういうことを書こうと思ったきっかけは、国を動かすような大きな仕事に打ち込んでいる方や、クライアントから評価されて高いタイムチャージを実現している方を見て「こういう方々を婚活で消耗させるのは社会の損失ではないか?」といういささか壮大な問題意識を持ったからです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
なお弊社はいつでも「時間>お金」な男性からのお問い合わせをお待ちしております。