オリンピックのボランティアが日当1,000円になった件

よすが結婚相談所、所長の立川です。

東京オリンピックのボランティアに日当1,000円が出ると記事になっていました。
ボランティアが集まらないという話は前々から出ていましたが、なるほどこういう方向性で解決しようとしているのかと思った次第です。背景にはいろいろと大人の事情はあるのでしょうが、私が気になるのはそこではないんですね。

オリンピックのボランティアに限らずですが、私たちの社会は無償で働いてくださる方々に支えられています。

町内の道を掃除してくれる人。
交通量の多い道の歩道に立って、子供の登下校を見守ってくれる人。
仲間内の飲み会の幹事をしてくれる人。
献血してくれる人。
PTAやマンションの管理組合をやってくれる人。
家で家事をしてくれる人。

列挙すればキリがありませんが、私たちから見えにくい場所でコミュニティ、地域社会、国のために無償で働いてくださっている方々は本当に多くいらっしゃいます。
それでふと気づいたのですが、私たちの社会はこれまで「自分はお金をもらわずに働き、人様にもお金を払わずに働いてもらう」ことを、なんとなく美徳とするような空気があったように思います。しかしこのオリンピックのボランティアの話題などを聞くに、ちょっと時代の変わり目というか、転換の雰囲気も感じられます。
もしかするとこれからは「自分はお金をもらって働き、人様にもお金を払って働いてもらう」方向にゆるやかにシフトしていくのかもしれません。

よすが結婚相談所の事業である「結婚相手のご紹介」などはその最たるもので、元々は地域のお見合いおばちゃんの無償労働により成り立ってきたものです。それが様々な社会的背景から徐々に立ち行かなくなり、現代では我々のような存在が社会から必要とされるようになったのです。

オリンピックのボランティアの件、案外日本社会の価値観の転換点になるような気がしています。
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