プロの言うことを鵜呑みにしてうまくいった話

よすが結婚相談所、所長の立川です。

前回「婚活の一部をアウトソーシングすること」について語らせていただいた際に「婚活と大学受験はとても似ている」ということを書きました。それをきっかけにふと大学受験生の頃を思い出したので、今日はその思い出話を書きたいと思います。
かれこれ15年ほど前の昔話ですがお付き合いください。

千葉県柏市の公立高校に通っていた私は、大学受験であっけなく全大学に落ちたのち、代々木ゼミナール柏校という予備校で追い詰められた浪人時代を過ごしていました。(これを書きながらふと気になって調べてみたら、もう無くなってるんですね、代ゼミ柏校。。ちょっと寂しいです)

当時の私は東京工業大学という工科系の大学を第一志望にしていたのですが、当時その大学に合格するためには「センター試験」という大学共通の1次試験で「国語・英語・数学1A・数学2B・物理・化学・地理」の全科目平均で82~84%得点する必要がありました。

予備校では2ヶ月に1回程度、本番の試験の予行練習のような「模試」と呼ばれる試験があり、その結果で今の自分がどのくらい志望校に受かるのかが大体分かるという仕組みがあります。私の模試の結果は浪人していた1年を通じて大体50〜60%台をうろうろしており「うわっ!今回はすごく手応えがあるぞ!」と感じた時でもせいぜい70%とか、それくらいでした。

第一志望校のラインが82~84%にも関わらず模試の得点がそのような感じですから、毎回の判定は「E判定」。判定にはAからEまでの段階があり、A判定の場合は「合格率80%以上」となりますが、E判定は「測定不能」を表しています。いやいや合格率が低いのは分かるけどせめて測定くらいはしてよ!などと言いたくもなるのですが、その点において代ゼミはシビアでした。毎回、模試の結果を受け取った私ができることと言えば「E判定は良い(イー)判定だよね!」などという意味のない開き直りで同じ浪人生の悪友たちと傷を舐め合うことくらいでした。今振り返ると実に非生産的でした。

そんな非生産的なことを繰り返してセンター試験1ヶ月前になった12月のことです。
荻野先生という数学の名物講師の授業を受けていた時、先生がなにやらもにょもにょと変なことを言いだしました。

「センター試験の得点が絶対に上がる方法を教えましょうか・・?」
「これやると絶対上がるんだよ・・」
「でも君たち教えてもやらないんだよなーこれ」
「毎年言ってるのにやる生徒ほとんどいないんだよ」
「んー、でもやったら絶対に効果あるんだよ。俺が保証するよ?」
「どうしようかなー、いや、でも、うん、教えるか・・」

もったいぶらずにとっとと教えてくれよ、と教室の誰もが思った時、先生はおもむろにこう言いました。
「本屋さんで『センター模試パック』ってあるでしょ?4社から出てるやつ全部買って、全部やって、全部答え合わせして、解けなかった問題を全部復習するんだよ」

これちょっと解説すると「センター模試パック」というのは実際のセンター試験の形式を模した問題集で、問題の冊子やマークシートなんかも全部本物そっくりなんです。それが当時(確か)大手予備校の代ゼミ、河合塾、駿台に加えて旺文社から出ていました。先生はそれらを全部買って全部やれというのです。

先生は続けました。
「俺これ毎年言ってるんだけど、まじで誰もやらないんだよ」
「騙されたと思ってやってみ?本番の結果見て俺のこと崇拝しちゃうから」
「まぁ、お前らどうせやらないんだろうなぁ・・おーん・・」

この授業後、友人たちは口々に「いやーさすがにあれは意味無いだろ」「やるにしたって時間かかりすぎるし、他のやり方でやった方がいいだろー」などと言いながら教室を出て行きましたし、私もその時は「まぁ、さすがにやらないかな」と心の中で思っていました。
しかしその夜ふとセンター試験のことを考え始めて不安で眠れなくなり、昼間に先生が言っていた「センター模試パック全部やれ」という言葉が蘇ってきました。本番まであと1ヶ月となり、もう他に頼るものも明確な手立ても無かった私は「もうやるしかない。明日買いに行こう」と決め、その日眠りにつきました。

翌日の朝、母親に事情を説明して模試パックを買うお小遣いをもらい、書店に寄って4つを全部買ってから代ゼミの自習室に行きました。4つのパックが置かれた机を見た周りが「おい、なにあれ?」「バカじゃないの」「昨日荻野が授業で言ってたやつだよね?」「本当にやるやついるんだ」などと言ってるのが聞こえてきましたが、私はもう他にすがるものが無いので前に進むしかなく、その日から膨大な時間と労力をかけて4つのパックをひとつずつこなしていきました。おそらく、その年に代ゼミ柏校にいた浪人生の中でこれをやったのは私一人だけだったのではないでしょうか。

そして試験当日。私は解けなかった問題とその解説をまとめた自作ノートを手に試験会場へ向かいました。これまでに経験したことのなかった「解けるっ・・、、解けるぞっっ!!」感を感じながら各科目をこなしていき、試験終了後の自己採点結果はまさかの「84%」。周りの浪人仲間のリアクションは驚くというよりも若干引いてた感じでしたね。ちなみにセンター試験の正式な結果は後日自宅に郵送で送られてきたのですが、自己採点の結果は実際の得点ともぴったり一致していました。
結局その後、第一志望の大学には落ちてしまったのですが、この経験は当時19歳の私にとっては大変に強烈で「プロの言うことは大体正しいから素直に聞いておいた方がいい」ということを強く刻まれた出来事でした。別に私が元来素直な性格だったからとか勉強ができたからとかではなく、当時はただただ他に手立てがなくて、すがるようにこのアドバイスに従ったというだけです。ですがそのピンチを経験できたことで大切なことに気付けた訳ですから、今になって振り返れば無駄な経験ではなかったように思います。

もともとは「我々よすが結婚相談所のスタッフは婚活のプロだから、アドバイスは聞いておいた方が得だよ」ということを伝えたくて書き始めたのですが、途中から想定外に楽しくなってしまい、なんだか長々と昔話を書いてしまいました。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

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